6.ワンオフパーツを作ろう!!特集

SRワンオフ ナロータンク 前編

加工前スポーツスタータンク ワンオフパーツを作ろう!!今回はSR用ナロースポタンを製作します。

現在製作中のSR400に合う個性的なタンクと言うオーダーは、またまたお任せなので色々考えたのですがスポタンをナローにしようと思います。

工程がかなりの数になるので、前編と、後編に分けて特集していきます。

何かいいタンクは無いかと物色中に発見したのがビッグボーイ フリスコスタイルの時に使用した、汎用のスポーツスタータンクこいつを個性的なタンクに作り変えてしまいましょう。

使用したスポタンは、厚み1.6ミリのスチール製です。1.6ミリの厚みはスチールタンクでは分厚い部類に入ります。メーカーの純正タンクなどはもっと薄い1ミリ程度のものがほとんどです。

1.6ミリのタンクは切断などでは分厚い分時間がかかりますが、溶接などが比較的しやすく今回のような溶接の多い加工にはうってつけです。

まずは、カットしたい部分にケガキ線を入れるのですが、このときの精度が重要になってきます。カットした面どうしがピッタリ合わないと溶接ができません、

隙間を無理矢理押さえつけて溶接してしまうと1.6ミリのタンクは全体に歪んでしまうからです。

何度も切断面どうしを合わせてはサンダーで削っていくという作業は、結構手間がかかりますが、後の加工を楽にするために絶対必要な作業です。

カット面同士の溶接はまずは、点付けで要所要所を仮つけしていきます。なぜ、仮付けするのかは、溶接棒で本付けの際その熱で鉄板が歪もうとするのを、抑える役割をします。

このような工程の繰り返しでタンクは形になっていきます。

SR400の場合メインのフレームがオイルタンクになっている為、通常のオートバイに比べてかなり太い76.3パイのフレームになるのでタンクの裏のフレーム用のトンネルがかなりの太さになってきます。

タンクのトンネルが大きいと言う事はタンクの燃料の容量も当然少なくなります。しかもタンクをそのままフレームの上に乗せてしまうと、太いフレームが目立ちカッコよくないので、タンク自体の高さを高くして、高くした分をフレームに被せるようにしました。

今回は、タンクの上の部分の製作を前編としてご紹介しました、タンクの製作はまだまだ沢山の加工が必要です。


どのような加工をしていくかは次回後編にて、ご紹介の予定です。次回後編をこうご期待!!

今回のSR用ナロースポタンのベースとなるのがこちら、何処にでもあるような汎用品のスポーツスタータンクです。こいつをカットしてスリムなタンクに変身させます。


まずは、タンクの真ん中のカットする部分にケガキ線を入れます。サンダーでカットするので、熱に強い石筆などでケガキを入れていきます。


サンダーでカット

先程のケガキ線の2,3ミリ内側をサンダーでカットしていきます。


3分割にカット

ケガキの内側を大体のラインでカットします。そうするとタンクは3分割になります。もう、後戻りできません!


すり合わせ完了

タンクの真ん中の要らない部分を取り除き両端のパーツでタンクを作ります。切断面を今度はきれいにサンダーですり合わせしていきます。このときの精度が今回最も重要なポイントです。ピッタリ切断面が合わないと溶接が大変な作業になってしまいます。


溶接仮付け

タンクの切断面がピッタリ隙間無く合うことを確認後に、何箇所か溶接で仮つけしていきます。


面出し

何箇所か点付けした後どうしても隙間や段差がある部分はハンマーで叩いて面出ししていきます。


点付け完了

点付け完了!!細っ!かなり細いです。


本付け溶接

次に仮付けした所を今度は溶接棒を使って本付けしていきます。溶接した箇所から後でガソリンが出ないように慎重に隙間無く溶接していきます。


溶接完了!!

慎重に溶接したタンクです。タンクのスチールの厚さは1.6ミリなので溶接の熱で歪みが出ます、その歪みをタンクの裏からハンマーなどで叩いて歪みを抜きます。


スチールケガキ

タンクの幅を詰めると今度はタンクの高さが低い感じがしたので、今度はスポタンの高さを高くしていきたいと思います。スチールの板にスポタンのサイドのパーツをケガいていきます。


鉄板貼り付け

先程の鉄板をケガキ線に沿ってカットしたものをスポタンのボトム部分にRをつけながら溶接で点付け溶接でとめていきます。


板金

鉄板が、タンクのRに合わ無い部分はパイプのRなどを使いハンマーなどで叩いてRをつけていきます。


ボトム溶接

そして、仮付け部分を再び溶接棒を使って本付けしていきます。この時も熱で歪が出るのでハンマーなどで歪を抜きます。


溶接完了。

タンクのボトム部分の立ち上げ完了です。こうする事でタンクをフレームにかぶせるだけの高さと、ガソリン容量のアップができます。


タンク仮組み

製作途中のタンクをSRに仮で取り付けてみました。どうでしょう?